放射線科のご紹介
現在、当院の放射線科は、4名の診療放射線技師にて日々の業務を行っています。
主に使用する機器は、X線(レントゲン)撮影装置・移動式 (ポータブル)X線撮影装置・CT・MRI・X線透視装置・術中(移動式)透視装置・骨密度測定装置などがあり、これらの機器を使用して患者様に最適な医療を提供出来るように心がけています。
検査機器のご紹介
X線撮影装置・移動式X線撮影装置
人体にX線を照射し、体内を通り抜けたX線を画像化することにより、病気や骨折の有無が分かる検査です。健康診断で胸のレントゲン撮影をしたことがある方もいらっしゃると思いますが、それがこの検査になります。また、放射線科に移動出来ない方は、ポータブルX線撮影装置にて写真を撮影します。
CT撮影装置
人体に放射線を照射し、体内を通り抜けた放射線をデータ収集して画像を作ります。当院は 東芝社製 80列CT Aquilion Prime を導入しており、体の輪切りの画像だけでなく、薄いスライスの画像にする事により縦切りや斜め切り等好きな角度に再構築する事ができます。また血管や骨等を撮影し、分かりやすく3Dの画像も作っています。心電図を同期させて撮影する冠動脈CT(心臓の血管)も撮影しており、狭心症の診断に役立てています。
MRI撮影装置
放射線を使用せず磁場の力を利用するため20分程度かかり大きな音がしますが、被ばくせずに体内の情報を得る事がきます。当院はシーメンス社製 1.5T(テスラ)MRI MAGNETOM ESSENZA が稼働しています。主に頭部や脊椎、膝、肩、MRCP(肝臓・胆のう・膵管・胆管)、前立腺、乳房等を撮影していますが、他にも様々な部位が撮影できます。脳梗塞の早期診断や、脳血管の撮影、靭帯や半月板の観察にはかかせない装置です。
X線透視装置・術中(移動式)透視装置
この機器は、X線を照射し続ける事により、リアルタイムの動画で体内の状態を透視する事が出来ます。バリウムを飲んで行う胃透視の検査や、骨折した骨を元の位置に戻す時に使われる装置です。また、術中透視装置は主に手術室で使用する移動式の透視装置です。
骨密度測定装置
手首の骨の密度を測定し、骨の強度を調べます。骨粗しょう症の検査に使用します。